40代から始めるマイカー登山|プライドを捨てるといふこと ~那須連山~

山エピソード

今夜はスーパームーン。

地球から見た月の円盤が最大に見える天文ショーだ。

私は期待して空を見上げた。

そして、そのスーパーと言われるムーンのあまりの小ささに驚いた。


こんばんは。

週末ハイカーのはるたろうです。

今日は2022年11月に栃木県の那須連山に登った時のエピソードを紹介したいと思います。

お時間のある方はお付き合いください。

那須連山に登ろう

プライド [pride]
意味:誇り。自尊心。自負心。
例文:「➖を傷つける。」 「仕事に➖を持つ」
類語:気格。貫禄。ベジータ。


皆さんは山登りにおいて変なプライドが邪魔をすることはないだろうか。

私はいくつかある。

しかし、全てを公表するとコイツは馬鹿か?と思われるため、ひとつだけ公表させていただく。

それはトレッキングポールを持ちたく無い。
ということである。

私は10年間ジョギングを日課としてきた。

今でも休日で山に行かない日はジョギングをしている。

よって、多少なりとも足腰が強いとの自負心からトレッキングポールには頼りたく無いという変なプライドを持っているのだ。

しかし、現在に至っては、持っていたと過去形で表現せざるを得ない。

その理由としては、先日、朝日連峰に登った際の出来事が挙げられる。

この時の下山時に私はより多くのピークを踏んでおきたいという貧乏癖が出てしまい、足の疲れは感じていたが、下山のコースから少し外れハナヌキ峰に寄り道をしたのである。

その際に派手に左足のモモ裏を攣ってしまい、一人悶絶するという苦い経験から私の自負心は崩れ落ちたのだ。

しかし、こんなことで気持ちがめげていてはアルプスの山々を縦走することなどできないと思い、足を攣ったことの原因と対策を分析した。

その結果、体をもっと鍛える…ではなく。
トレッキングポールを使用するという安直な考えに落ち着いたのだ。

本日は子供達の部活動が休みで尚且つ妻がママ友とランチをするということで一人で那須連山の未踏のピークを踏む山行を行うことにした。

距離が長くなるため、変なプライドは丸めてゴミ箱に捨て、妻の登山道具の中でも三種の神器と言われているトレッキングポールを拝借し那須連山に向かった。

未踏のピークの中でも本日は前岳、赤面山、隠居倉に照準を当てた。

また、いつもの貧乏癖は健在のため、茶臼岳、朝日岳、三本槍岳も狙う。

登山スタート

峠の茶屋を出発したらまずは赤面山を目指す。

アップダウンが結構あるが、私にはトレッキングポールという神器がある。
チャラヘッチャラだ。

その後は三本槍岳のピークを踏み、帰りのコースで隠居倉を目指した。

三本槍岳の山頂

分岐から隠居倉までもやはりアップダウンがあるが私には神器がある。
恐れることなど何もない。

隠居倉の山頂

その後は朝日岳、茶臼岳と無事にピークを踏んだ。

やはりトレッキングポールというのは荷重が手にも分散されるからか、脚は思いの外、楽であった。

下山も無事に終えて峠の茶屋の駐車場に着いた。

登山後に得る快感と教訓

皆さんもそうであると思うが私も登山後、靴を脱いで着替えを終えた瞬間がたまらなく気持ち良い。

本日も車の中でズボンを脱いだ。
秋も深まってきているため、この日はスパッツも履いていた。

車の中でスパッツを脱ぐ行為というのは中々難しい。変な姿勢になるし脚も伸ばせない。
試行錯誤している最中に前触れもなくそれは突然やってきた。

「ギュー」という感覚と共に左足のモモ裏が派手に攣ったのだ。

私は悶絶しながらも体を鍛えることを誓った。

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