こんにちは。
週末ハイカーのはるたろうです。
今日は山肌一面に広がる紅葉が”神の絨毯”と例えられる東北の名峰「栗駒山」について皆さんに紹介したいと思います。
栗駒山にまだ登ったことが無い方でもこの記事を読んでいただければ安心して登ることが出来ると思います。
次の週末には栗駒山に登りたくなること間違いなし!!
※この記事は2024年10月5日に栗駒山に登った情報を基に書いています。
目次
栗駒山ってどんな山
栗駒山は岩手県、秋田県、宮城県の3県にまたがる山で標高は1,915mです。
山体を覆い尽くすように自生しているカエデやヤマウルシ、ナナカマドなどの広葉樹が一斉に色づく紅葉シーズンは特に登山者が多いことで有名です。
また、それら山肌一面に広がる紅葉は”神の絨毯”と称される程、スペクタクルな光景です。
しかもそんな光景を登山口から1時間ほど歩くだけで見ることができる。
これを聞いたら皆さん行くしか無いですね。
ちなみに紅葉シーズンはアクセス方法が通常と異なります。
その辺についても詳しく紹介したいと思いますので是非最後までご覧下さい。
※栗駒山のコースは9コースあります。その内今回紹介するのは実際に私が歩いた東栗駒コースと中央コースになります。
マイカー登山者のための情報
駐車場
紅葉シーズン
中央コースと東栗駒コースの登山口がある「いわかがみ平駐車場」は渋滞回避の交通規制で利用出来ません。
従って、いわかがみ平駐車場の約3km手前にある「いこいの村栗駒跡地臨時駐車場」を利用することになります。
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この臨時駐車場はいわかがみ平駐車場に向う県道42号線上にあり、誘導係の方もいますのでいわかがみ平駐車場を目指すつもりで行けば、迷わず安心して利用出来ます。
ちなみに私は、2024年10月5日に登りましたが、約550台収容できる「いこいの村栗駒跡地駐車場」は7時頃に満車に近い状態でした。
誘導に従い駐車したのちはシャトルバスの列に並びましょう。
私が行った日はシャトルバスに並ぶ列の先頭にタープが張ってあり、そこでシャトルバスのチケット販売(往復1名500円)を行っていました。
チケットを買ってから並んでも良いですが、チケットを買う前に列に並んでもシャトルバスに乗る直前にチケットを購入出来ますのでどちらでも良いかと思います。
乗る直前だと、もたついちゃいそうで心配と言う方は列に並ぶ前にチケットを買った方が良いかと思います。
シャトルバスに乗り込んだら約15分ほどで登山口のあるいわかがみ平駐車場に到着します。
紅葉シーズン以外
約100台駐車可能で駐車料金は無料です。
アクセス方法
紅葉シーズン
紅葉シーズン以外
トイレ情報
いわかがみ平駐車場及び栗駒レストハウスに常設の管理されたトイレがあります。
※いわかがみ平駐車場のトイレは24時間使用可能ですが、栗駒レストハウス内のトイレ使用はレストハウスの営業時間内(9時~17時※11月~翌年5月までは冬期休館となります)のみになります。
また、いこいの村栗駒跡地臨時駐車場には紅葉シーズンのみ仮設トイレが設置されています。
登山コース
今回ご紹介するコースは東栗駒コース(登り)→栗駒山山頂~中央コース(下り)のコースです。
距離が約6.3kmでアップダウンが約500mのコースです。
全体的に整備されていて歩きやすいコースですが、東栗駒コースは注意が必要な箇所がありますのでコース詳細と見所で紹介したいと思います。
距離やアップダウンを考えると初心者や体力に自信の無い方でも挑めるコースになります。
コース詳細と見所
いわかがみ平駐車場~栗駒山山頂(東栗駒コース)
いわかがみ平駐車場からスタートします。
いわかがみ平駐車場の脇にある栗駒レストハウスには登山届けと鉛筆が備わっている登山届けの提出BOXがありますのでWEB等で事前に提出していない方は登山届けを記入して投函しましょう。
今回登りは東栗駒コースで行きますのでレストハウスの手前から登山道に入っていきます。
尚、栗駒レストハウス脇からも東栗駒コースに入ることが出来ますので、栗駒レストハウスで登山届けを出した方は東栗駒コースの入口まで戻る必要はありません。
しばらくは低木に囲まれた登山道を歩きます。
ぬかるみで足を滑らせて転んだり、登山道に突き出ている枝にぶつからないように注意して進みましょう。
このような粘土質の土で出来た自然の階段や段差のある岩を越えていく道になるので、しっかりとした登山スタイルで臨むことをオススメします。
この辺りはまだ眺望がありません。
しかし、紅葉シーズンは登山道を取り囲む木々が綺麗に色づいていますので、足下に注意を払いつつ、色鮮やかな木々を楽しみながら登りましょう。
この低木ゾーンを越えると、本日の登山の一番の難所である沢登りがスタートします。
1枚目の写真のエリアは川から顔を出している小さめの岩を利用して川を越えて、大きめの岩を登って上に行く感じを数回繰り返します。
足場は割としっかりとしていてあまり滑らなかったので、次の一歩を置くところをしっかりと確認しながらゆっくりと進めば問題ありません。
2枚目の写真のエリアの方が個人的には気を使いました。
段差は無いのですが、そこそこ急なところを登ります。
しかも、全体的に濡れているので滑ります。
少しでも足場の良いところを選んで進みましょう。
また、写真では確認出来ませんが、左側の低木にロープが張ってありますので、不安な方はそのロープを掴みながら左側の水の流れが無いところを登っていくとより安全かと思います。
皆さん足下に注意しながら登っているのがうかがえます。
沢登りエリアを越えると眺望が良くなり、いよいよ”神の絨毯の”一端を見ることが出来ます。
中腹で既にこんな光景を見せられてしまったら、この先に待つ更なる絶景に期待が膨らみますね。
少しばかり急な道が続きますが、もう少しですので頑張りましょう!!
この日は生憎の空模様で、東栗駒山の山頂に近づくにつれて雲の中に入ってしまい、”神の絨毯”を見ることを半ば諦めかけていました。
しかし、あきらめの悪い私は小雨の降る中、持ってきた防寒対策グッツを総動員し約30分ほど待機しました。
だって、移動に4時間も掛けてきたんですよ。
更に言うと、帰りも合わせれば8時間ですよ。(高速代をケチった私が悪いのですが…)
私は心の中で山登りの神様に祈りました。
すると、みるみる強風が吹き出し、少しずつ雲が飛ばされて行きました。
私の願い、いや周りにいた多くの登山者の願いが、山登りの神様に伝わったのでしょう。
神の絨毯がその全貌を見せてくれました。
それでは皆さんにもその絶景をおすそわけしたいと思います。
どうぞ!!
そのスペクタクルなショーは時間にして約2~3分間だったでしょうか。
多くの登山者が歓声を上げる中、また、あたりは雲に包まれました。
これで満足したとは言いがたいですが、約2~3分間、神の絨毯をこの目で見れたことで、私の朝2時~6時までの4時間移動の苦労は報われました。
帰りの時間もありますので、余韻に浸るのも束の間、次は栗駒山の山頂を目指します。
しばらくは平坦な尾根道を歩きます。
本来であれば、この尾根道からは終始神の絨毯を見ることが出来るのでしょうが、今日は少し残念です。
ただ、見える範囲でも木々の色づきや草紅葉がとても綺麗です。
栗駒山の取付きまでくると少しばかり登り坂が急になります。
この後は少し長い階段ゾーンも待ち構えています。
焦らず、ゆっくり呼吸を整えながら登りましょう!!
山頂に到着です。
生憎の天気ですが凄い人です。
山頂はあまり広くないので人口密度が凄いです。
無人の山頂標識を取りたかったのですが、正面からも裏からも写真撮影の行列が出来ていたので、見知らぬ2名の方が写ってしまっていますが顔は見えていないためそのまま使用させて頂きました。
本来であればこの山頂からの見晴らしはとても良いです。
しかし、何回も繰り返しますが今日は残念でした。
粘っても無理そうな白さでしたので軽食を取って下山しました。
栗駒山山頂~いわかがみ平駐車場(中央コース)
中央コースは、はじめはこのような土の道を下ります。
このコースも晴れていれば素晴らしい眺望です。
周りの景色を楽しみながら下りましょう。
少し晴れ間が出た瞬間に振り返って栗駒山方面を撮影しました。
中央コースから栗駒山を見上げる景色はとても綺麗です。
何度も振り返ってしまいます。
下りは9時半ころから開始しましたが、この中央コースから登ってくる登山者が多いことにびっくりしました。
ツアーの団体さんも5組ほどすれ違いました。
紅葉シーズンの栗駒山恐るべしです。
しばらく下ると登山道が石畳に変化します。
この石畳は濡れていると滑りやすいので注意して歩きましょう。
ここからは眺望が無くなってきますので、石畳に入る前に振り返って絶景にお別れを告げて下さい。
さて、紅葉シーズンの栗駒山はいかがだったでしょうか?
見頃は10月中旬までのようです。
まだまだ間に合いますので、是非”神の絨毯”をご自身の目で堪能してみて下さい。
因みに、私がいわかがみ平駐車場に着いた10時半頃に大型バス5~6台が駐車場に入ってきました。
1台あたり約40名は乗っていると思うので合計で200人以上の登山者がこれから登り始めるところでした。
大混雑必至だと思うので、マイカー登山をされる方は早めの行動開始をオススメします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
栗駒山登山でもっと知りたいことなどあれば、是非お問い合わせ下さい!!
また、登山を始めたい方向けに「今ならまだ間に合う!紅葉で色づく山に行くための持ち物リスト」の記事を書いていますので参考にして下さい。
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