40代から始めるマイカー登山|”日本百名山”「茶臼岳」徹底ガイド

山ガイド

こんにちは。

40歳を過ぎるといろいろと老化が進んで行くのでしょうか?今日は特に用事もないのに朝4時半に目が覚めてしまった、週末ハイカーのはるたろうです。

今日はなんと日本百名山として栃木県に鎮座する「茶臼岳」について皆さんに紹介したいと思います。

茶臼岳にまだ登ったことが無い方でもこの記事を読んでいただければ安心して登ることが出来ると思います。

次の週末には茶臼岳に登りたくなること間違いなし!!

茶臼岳ってどんな山

茶臼岳は栃木県の最北端に位置する活火山で朝日岳、三本槍岳などで構成される那須連山の主峰で、標高は1,915mです。

山頂付近では白い噴煙を噴き上げ植物を寄せ付けない様相を呈していますが、朝日岳、三本槍岳に向かうにつれて徐々に緑豊かな植生環境に移り変わっていきます。

茶臼岳のみであれば9合目までロープウェイを利用することができるため、お年寄りや小さいお子さんでも山頂からの景色を存分に楽しむことが出来ますが、体力や時間が許すようであれば是非三本槍岳までの那須連山縦走にチャレンジしてみてください。

素晴らしい景色が見れること間違いなしです!!

また、朝日岳や三本槍岳まで縦走をする場合はところどころに注意が必要な場所がありますので、後半のコース詳細で確認してください。

そんな茶臼岳を一言で表現すると、「お手軽アスレチック登山ができる山」です。

活火山ならではのごつごつとした岩歩き、崖下を見下ろすトラバース、岩稜帯の岩渡りなど少しばかりのスリルを味わえる自然のアスレチックです。

このように書くと”危ないのかな?”と心配に思う方もいるかもしれません。

しかし、安心してください。

私が上った時は小学生の子たちがワイワイとそのアスレチック登山道を楽しんでいました。

しっかりと注意を払えば安全に登れます。

このように、茶臼岳は日本百名山にふさわしいアスレチックを楽しみながら景色の移り変わりを楽しめる山です。

マイカー登山者のための情報

アクセス方法

駐車場

茶臼岳に登る登山者は基本的に峠の茶屋駐車場を利用します。

第1と第2駐車場をあわせて150台程度止めることが出来てしかも無料です。

ただ、休日ともなれば激混み必至ですので朝の6時頃には到着していたいところです。

私は6時8分に到着して第1駐車場最後の1台に滑り込みました。

ちなみに、峠の茶屋駐車場に止められない場合は少し下のロープウェイ駅の駐車場(収容台数190台/無料)に停めましょう。(峠の茶屋駐車場までは歩道が繋がっています)

トイレ情報

茶臼岳の登山道にはトイレがありませんので、峠の茶屋駐車場若しくはロープウェイ山麓駅で済ませてから登りましょう。

※ロープウェイ山頂駅にもトイレはありません。

峠の茶屋駐車場のトイレ。とても管理が行き届いていて綺麗

登山コース

今回ご紹介するコースは峠の茶屋駐車場~茶臼岳~朝日岳~スダレ山~三本槍岳~峠の茶屋駐車場のコースです。

距離が約13kmでアップダウンが約1000mのコースです。

登山経験や日頃からの運動習慣がないと少しきついコースかもしれません。

しかし、自分のペースを守って歩けば決して挑めないコースではないので、しっかり準備運動をしてスタートしましょう。

※参考に私の登山記録を載せておきます。

茶臼岳(那須岳)・剣が峰・朝日岳・1900m峰・三本槍岳・スダレ山 / はるたろうさんの茶臼岳(那須岳)三本槍岳朝日岳(栃木県)の活動データ | YAMAP / ヤマップ

コース詳細と見所

峠の茶屋駐車場~茶臼岳山頂

峠の茶屋駐車場からスタートします。

登山口には登山届けと鉛筆が備わっている登山届けの提出BOXがありますのでWEB等で事前に提出していない方は登山届けを記入して投函しましょう。

峠の茶屋駐車場。朝焼けで空が染まる。

少し進むと鳥居をくぐりかわいい狛犬の間を通り本格的な登山道に入ります。

登山口の鳥居。ここから本格的な登山道が始まる
よく見るととても愛嬌のある顔をした狛犬だ

本格的な登山道とはいってもしっかりと整備されていますので安心して下さい。

また、この辺は樹林帯で眺望がありませんが、20分程歩くと直ぐに開けた場所に出ます。


その後は開けっぱなしです。要するにサイコーです。

茶臼岳はそこも魅力ですね。


この辺からは目をこらすと遠くに峰の茶屋避難小屋が見えてきます。

その峰の茶屋が茶臼岳と三本槍岳方面の分岐になりますので一先ずはそこを目指します。

稜線上の右側に見えるのが峰の茶屋避難小屋

茶臼岳に向うと少しばかりきつい登りが待っていますので避難小屋で少し休憩し体力を回復します。

峰の茶屋避難小屋。赤い屋根がとてもかわいい

準備は良いでしょうか?

それでは、峰の茶屋避難小屋の分岐を左に進み茶臼岳山頂を目指しましょう。

ゴツゴツした岩を登っていきます。

足下には十分注意して下さい。


この辺でとても素晴らしい雲海の写真が撮れましたのでアップしておきます。

山というのはこのような景色を私達人間に見せてくるので、そりゃ山登りを辞められませんよね。

それではどうぞ!!

ちなみにこの時は茶臼岳に向う道中は雨が降っていました。

しかし、峠の茶屋駐車場に向う峠道で一気に雲を突き抜けて上空には青空が広がっていました。

今日の登山は無理かなと思ってたところのサプライズだったので妻と顔を合わせて喜びました。

その雨を降らせていた分厚い雲が写真で見られる雲海となっています。


それでは先に進みましょう。

茶臼岳の山頂はもうすぐそこです。

頑張った甲斐がありました。

茶臼岳の頂上に着きました。

360°の大パノラマを楽しんで下さい。

大パノラマを十分に堪能したでしょうか?

それでは次に進みましょう。

茶臼岳山頂~朝日岳山頂

茶臼岳山頂から峰の茶屋避難小屋前の分岐まで戻りに次は朝日岳を目指します。

細いトラバース道を歩きます。

実はここ、進行方向左側から岩が落ちてくる可能性があるのでなるべく立ち止まらずに早く通り過ぎて下さいと記載された看板があります。

まさしく運ゲーですね。

写真をよく見ると手前の右側にとんでもない岩が転がっています。

これも落石の一部だと思います。

よって、さっと通り過ぎましょう。


トラバース道を過ぎると今度はガレ場を渡って行きます。

いいですねー。

まさしくアスレチックのようです。

童心に戻ります。(私は常に童心ですが…)


今回の那須連山縦走コースで一番スリルのある場所はここです。

見えますか?

岩肌に鎖が掛けられています。

そうです。そこを渡って行きます。

左側は”切り立った”とまではいきませんが普通の崖です。

しっかりと鎖を握って進みましょう。

また、前方から登山者が来た場合は声を掛け合って道を譲り合いましょう。

ちなみに、こういった道はすれ違いの時に滑落の危険があります。

少し広い場所を探して安全にすれ違って下さい。

ここを抜ければ朝日岳と1900m峰のコルに辿り着きます。


正面に見えるピークが朝日岳の山頂です。

もう少しです。頑張りましょう!!

朝日岳山頂到着です。

ここからの眺めも素晴らしいです。

特に私は朝日岳山頂から見る茶臼岳がとても迫力があり大好きです。

しばらく休憩したら次は三本槍岳を目指します。

朝日岳山頂から三本槍岳山頂

一度朝日岳と1900m峰のコルまで戻ります。

尾根を歩き1900m峰に辿り着きます。

ここからは清水平という広い湿原まで下りになります。

湿原を見下ろす景色は格別です。

いまからあの木道を歩くんだ~。なんて考えるだけでワクワクが止まりません。

さあ下りましょう。


下りきったらこの素晴らしい木道歩きになります。

周りの景色を眺めながらのんびり歩きましょう。

木道はのんびり歩きに限ります。


木道歩きが終了したら少しばかり登りです。

でも安心して下さい。

ここの登りは緩やかです。

周りは低木に囲まれていますので、飛び出した枝などに気をつけながら歩きましょう。

登り切ったら今度は少し下ります。

ここまで来るとこのアップダウンがきつくなってくるかと思いますが、三本槍岳まではもう少しです。頑張りましょう!!

目の前に見えるピークが三本槍岳です。

最後の登りです。(帰りもあるんですが…。まあ、今はそんな事忘れてこの登りに集中しましょう)

きついのはわかります。でも登り切ったら絶景が待っています!!

頑張りましょう!!


頑張りました!!

ゴールです。(帰りもあるんですが…)

しばらくは三本槍岳からの素晴らしい景色をお楽しみ下さい。

※下の2枚は11月の紅葉時期に三本槍岳山頂から撮った写真です。

どうでした。

素晴らしいですよね。

これだから登山は辞められません。

これからは紅葉の時期に突入します。

1年を通じて山々が一番綺麗に色づく時期です。

このブログを読んでいただいたことが茶臼岳への登山、ひいては登山を始めるきっかけになっていただけたら嬉しいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

茶臼岳登山でもっと知りたいことなどあれば、是非お問い合わせ下さい!!

また、登山を始めたい方向けに「登山を始めたい人必見!!揃えるべき登山用品たった2選」の記事を書いていますので参考にして下さい。

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40代から始めるマイカー登山 | 登山を始めたい人必見!!揃えるべき登山用品たった2選+2
こんにちは。 40歳にして登山を始めて早数年。 今では1人でテント泊や車中泊などの山遠征※をこなしています、週末ハイカーのはるたろうです。 ※決して家庭をないがしろにはしておりません。子供も大きくなったことと妻の許しを得て遠征に行っているこ...

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