こんにちは。
日本アルプス縦走を目標に日々山登りと仕事に励む、週末ハイカーのはるたろうです。
今日は見所満載の福島県の名峰「一切経山」について皆さんに紹介したいと思います。
一切経山にまだ登ったことが無い方でもこの記事を読んでいただければ安心して登ることが出来ると思います。
次の週末には一切経山に登りたくなること間違いなし!!
目次
一切経山ってどんな山
まず読み方は”いっさいきょうざん”です。
かっこいい名前ですね。
ちなみに、一切経山は吾妻連峰の中の一座で、標高は1949mです。
そんな一切経山の山域を一言で表現すると、「スイスの山岳地帯 in 福島」です。
活火山ならではの荒々しい山肌、それとは対照的に広がる緑豊かな湿原、それら全てを水面に映す美しい沼。
そこはまさしく日本にいることを忘れさせる空間です。
マイカー登山者のための情報
駐車場
一切経山に登る場合は基本的に浄土平ビジターセンターの駐車場を利用します。駐車料金は以下の通りです。
- 普通車:500円
- 二輪車:200円
- 大型バス:2,000円
約600台収容
アクセス方法
福島西IC → 国道115を吾妻総合運動公園方面へ → 県道5号(フルーツライン)を飯坂方面へ → 県道70号との交差点を左折 → 磐梯吾妻スカイラインを経由 → 浄土平
トイレ情報
以下リンク先をご参照下さい。
公衆トイレのご案内 – 一般財団法人 自然公園財団 (npfj.or.jp)
酸ヶ平公衆トイレ開設 – 一般財団法人 自然公園財団 (npfj.or.jp)
登山コース
最も一般的なのは浄土平から酸ヶ平(すがだいら)避難小屋を経由して一切経山の山頂を目指します。登頂後は、酸ヶ平避難小屋の三叉路を鎌沼方面に曲がり鎌沼周辺を散策して浄土平に戻るコースです。
- コースタイム 4時間~4時間30分
- 距離 約7.5km
- 登り 約400m
- 下り 約400m
- 難易度 ★☆☆☆☆
妻の瞳 〜一切経山〜 / はるたろうさんの一切経山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
コース詳細と見所
浄土平~酸ヶ平避難小屋
浄土平駐車場では直ぐ目の前にそびえる山肌からシューっという音とともに迫力のある噴煙を見ることが出来ます。
山が生きていることを実感しながら登山の準備を整えましょう。
浄土平ビジターセンターの脇から伸びる木道に進み登山を開始します。
木道の終点には登山届けの提出場所がありますので、WEB等で事前に届け出を行っていない方はここで登山届けを済ませましょう。
ここからの道は雪解けが進む4月~7月にかけては川のように上流から水が流れてきます。
ゲイターを付けているとズボンの裾などが汚れずに済みます。
泥んこ地帯を抜けると少しばかり斜度が上がりますが、のんびり会話をしながら登れる程度の斜度です。
4月~5月にかけては、まだこの辺り一帯に多くの残雪がありますのでチェーンスパイクがあるとより安全に登れます。
この坂を登り切ると酸ヶ平避難小屋が見えてきます。
ここまで来れば素敵な木道歩きが待っています。
酸ヶ平避難小屋~一切経山山頂
酸ヶ平避難小屋を過ぎるとザレ場の登りが待ち構えています。
一切経山で一番辛い箇所はこの辺りかと思いますが、距離はそんなに長くありません。
ゆっくり呼吸を整えながら登りましょう!!
また、辛くなった後ろを振り返って下さい。
まるでスイスの山岳地帯に来たかのような絶景を見ることが出来ます。(スイス行ったことはないんですが…)
私はここで何度も何度も振り返ってしまい、まったく前に進むことが出来ません。
この登りを頑張れば、あとは比較的緩やかな尾根歩きになります。
また、その尾根からは大迫力の吾妻小富士の噴火口を見ることが出来ます。
ここまできたら一切経山の山頂は直ぐそこです。
待ちに待った魔女の瞳とのご対面になります。
魔女の瞳に関して事前情報があった私でも、初めてその火口湖を目の当たりにした時は、とてつもない感動を覚えました。
事前情報なしに始めにこの火口湖を見つけた人はどれだけの衝撃を受けたことでしょうか?
そんな想像をしてしまいます。
こんな絶景を駐車場から1時間ほど歩くだけで見れるんです!!
信じられますか?
この景色は是非肉眼で見て下さい。
しばらく呆然と魔女の瞳を眺めた後は、酸ヶ平避難小屋の分岐まで来た道を戻ります。
酸ヶ平避難小屋分岐~鎌沼~浄土平駐車場
酸ヶ平避難小屋の分岐(三叉路)を右折して鎌沼方面に向います。
ここからは登りがないのでしばらくの間、鎌沼の絶景木道ハイクを楽しみましょう。
この辺りでは暖かくなると頻繁にカッコウの鳴き声がこだまします。
その声を聞きながらこの木道を歩くのもとても素敵です。
また、途中東吾妻山への分岐があります。
東吾妻山も魅力が沢山詰まった山ですので、またの機会にご紹介したいと思います。
今回はこのまま浄土平へ戻るコースの紹介になりますので、東吾妻山方面ではなく木道を直進します。
4月~5月に掛けてはまだまだ木道が雪に埋もれていますので、心配な方はチェーンスパイクの装着を推奨します。(チェーンスパイクを着けずに、つぼ足でも問題ありません)
鎌沼を通り過ぎるとここからは泥と雪の急斜面との闘いになりますので覚悟しましょう…
嘘です。
しっかりと装備を整えてその環境も楽しんで下さい。
ええ。
お察しの通りこれは滝ではありません。
雪解け水が勢いよく流れるれっきとした登山道です。
ゲイターを装着して泥んこ遊びを楽しんじゃいましょう!!
また、比較的急な雪の急斜面もあります。
こういった箇所はチェーンスパイクを装着して慎重に下りましょう。
ちなみに、私も妻も慎重に下りましたが何度も滑って転んで大笑いでした。
これもまた登山の醍醐味ですね。
尚、8月以降、雪は勿論、雪解け水もなくなるので快適に下山できます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
一切経山登山でもっと知りたいことなどあれば、是非お問い合わせ下さい!!
登山を始めたい方向けに「登山を始めたい人必見!!揃えるべき登山用品たった2選」の記事を書いていますので参考にして下さい。
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また、一切経山に妻と登った時のエピソード記事も書いています。
より臨場感を味わえる記事?となっているかもしれませんので是非ご覧下さい。
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