こんにちは。
週末ハイカーのはるたろうです。
今日は日本百名山として福島県に鎮座する「会津駒ヶ岳」について皆さんに紹介したいと思います。
会津駒ヶ岳にまだ登ったことが無い方でもこの記事を読んでいただければ安心して登ることが出来ると思います。
次の週末には会津駒ヶ岳に登りたくなること間違いなし!!
※この記事は2022年7月の山行をもとに作成しています。
目次
会津駒ヶ岳ってどんな山
会津駒ヶ岳は尾瀬国立公園内に鎮座する日本百名山の内の一座です。
山容はとても緩やかな印象を受けますが、実際に登って見ると山頂付近にある山小屋「駒の小屋」までは比較的急な登りが続きます。
しかし、その行程を諦めずに登り切ると、会津駒ヶ岳の山頂から中門岳にかけての稜線には広大な湿原が広がっていて、多くの池塘や高山植物に出会うことができます。
そんな、素敵な稜線からは、尾瀬の名峰である「燧ヶ岳」が一望できます。
その空間はまさに天上の楽園と表わすに相応しい空間です。
日帰りで登ることも出来ますが、距離や高低差を踏まえると駒の小屋に宿泊し、のんびりと天上の楽園を満喫することをオススメします。
そんな魅力あふれる会津駒ヶ岳について詳しく紹介したいと思いますので是非最後までご覧下さい。
※今回紹介するのは実際に私が歩いた駒ヶ岳登山口~会津駒ヶ岳~中門岳のピストンコースになります。
マイカー登山者のための情報
アクセス方法
駐車場
滝沢登山口から登る場合は、滝沢登山口駐車場を利用します。
収容台数は約20台になります。
私は朝の4時半頃に駐車場に着きましたが既に満車に近い状態でした。
滝沢登山口駐車場に停められない場合は、滝沢登山口駐車場に向う山道に点在する、数台の駐車スペースに停めることになります。
その駐車スペースにも停められない場合は、国道352号線沿いの村営グラウンドにある登山者用駐車場に停めて歩く必要があります。
村営グラウンドの登山者用駐車場から滝沢登山口駐車場までの距離は2km程です。
徒歩だと30分程かかりますので、なるべく早い時間に到着して滝沢登山口駐車場に停めるのが良いかと思います。
トイレ情報
国道352号線から滝沢登山口駐車場に向け右折した場所に管理されたトイレがあります。
また、駒の小屋にもトイレがあります。
臭いが無く綺麗なトイレでした。
尚、利用料金は100円になります。
登山コース
会津駒ヶ岳に登る際の一般的なコースは滝沢登山口からのピストンコースです。
因みに、歩いた距離や高低差を考えると中級者向けのコースになるかと思います。
山頂でのゆっくりとした時間を楽しみたい方、体力に自信の無い方は駒の小屋で宿泊する1泊2日の計画を立てると良いかと思います。
駒の小屋の情報と私が歩いたときの情報を載せておきますので参考にしてください。
↓↓↓駒の小屋情報↓↓↓
↓↓↓私の会津駒ヶ岳山行情報↓↓↓
会津駒ヶ岳・中門岳 / はるたろうさんの中門岳・会津駒ヶ岳の活動データ | YAMAP / ヤマップ
コース詳細と見所
滝沢登山口駐車場~会津駒ヶ岳
滝沢登山口駐車場から200m程進むと会津駒ヶ岳滝沢登山口があります。
登山届けはこの場所に設置されていますので、WEBで事前届け等を行っていない方は、この場所で提出しましょう。
この階段を登って直ぐに急登がスタートします。
しかも、樹林帯で景色が無いため大変ですが、約2時間頑張ればそこには天上の楽園が待っていますので頑張りましょう。
樹林帯の中の急登は心が折れそうになるときがあります。
そんな時は無理せずに一度立ち止まって、尾瀬の美味しい空気を満喫しましょう。
所々に山頂までの距離を示す標識がありますので、事前に立てた計画に対して大幅な遅れなどが無いか確認しながら進むようにしましょう。
景観の無い急登を登っていると、所々に設置してある山頂までの距離を示す標識を見る度に、(まだ遠いな…)と、思うことが多々あります。
しかし、自分で立てた登山計画通りであれば、先を急ぐ必要はありません。
自分のペースを崩さずに一歩一歩ゆっくりと進みましょう。
先ほどの写真に載せた”頂上まで3.7kmポイント”を過ぎると所々景色が開けます。
このような場所で景色を楽しみながら休憩すると、次の一歩の活力になります。
“頂上まで3.7kmのポイント”を過ぎても、まだまだ急登は続きます。
しかし、陽の光の差し込む量が増えてくるため、景色が開けてくる予感がしてきます。
“頂上まで2.7kmポイント”まで来ると、木道や木の階段が姿を現わします。
登山道を整備してくれている方々には頭が上がりません。
“頂上まで2.2kmポイント”まで来ると、景色が開け会津の山々や尾瀬方面の景色、そして色とりどりの高山植物が出迎えてくれます。
今までの苦労が報われる瞬間です。
“山頂まで2.2kmポイント”を過ぎると、そこは天上の楽園の入口です。
見渡す限りに絶景が広がり、景色に見惚れてなかなか前に進むことが出来ません。
この時はちょうど駒の小屋付近でガスってしまいましたが、それでも十分すぎるほどの絶景でした。
急登を登り切った達成感も重なり、感動もひとしおです。
絶景ロードをしばらく歩くと駒の小屋が見えます。
小屋ではトイレや売店がありますのでしばらく休憩して会津駒ヶ岳山頂へのアタックに備えましょう。
しばらく休憩しているとガスが抜けて、会津駒ヶ岳の山頂まで続く木道が見えました。
とても味のある看板が注意喚起をしてくれています。
山頂まではもう少しです。
因みに、濡れた木道はとても滑りやすいので足元に注意して進みましょう。
会津駒ヶ岳と中門岳を繋ぐ稜線上を歩いていると、左手側に特徴的な双耳峰をもった大迫力の燧ヶ岳が見えてきます。
燧ヶ岳も会津駒ヶ岳に負けず劣らず素敵な山です。
燧ヶ岳についても、別の機会に皆さんに紹介したいと思います。
燧ヶ岳を望みながら、木道歩きを満喫していると、会津駒ヶ岳の山頂と巻き道の分岐に辿り着きます。
会津駒ヶ岳の山頂に行くには、この分岐を右に行きます。
分岐からは150m程進むと会津駒ヶ岳の山頂に到着しますが、道中は道が少し荒れていますので、引き続き足元に注意して進みましょう。
山頂までの道は見通しが悪いため、気付いたら山頂に到着していたという感じになります。
山頂から見る燧ヶ岳も大迫力です。
山頂にはパノラマガイドがありますので、しばらく景色を楽しみましょう。
南側は日光から尾瀬にかけて鎮座する名だたる山々を望むことが出来ます。
会津駒ヶ岳~中門岳
十分に景色を楽しんだら、次は中門岳を目指します。
この先に控えている景色こそ“天上の楽園”と表現するに最も相応しい景色になります。
まずは、会津駒ヶ岳の山頂から中門岳方面に少し下ると、延々と天上を横切る緩やかな尾根を見ることが出来ます。
今からこの場所を歩けるという喜びで心が満たされます。
少しばかり進むと池塘が点在するエリアに辿り着きます。
豊富な水量を蓄えた池塘と朝露をまとった高山植物が陽の光を反射してキラキラと輝いています。
この辺りまで来ると全くと言って良いほど足が前に進みません。
少し進んでは周りを見渡し写真を撮る。という行動を延々と繰り返してしまいます。
そんな状況でも時間は限られています。
この先にもまだ絶景はありますので、なんとか前に進みましょう。
そんな嬉しい葛藤と戦いながら進んでいると中門岳に到着します。
中門岳には大きな池塘があります。
尾瀬の豊富な水量を表わすかのように、標高が2,000mを越えた場所にこのような空間があることに驚きを隠せません。
この場所には休憩用のベンチがありますので、座りながらのんびりと過ぎる時間を楽しむことが出来ます。
また、この先にも少しばかり湿原が広がっています。
池塘や高山植物も楽しめますので少し足を伸ばしてみてください。
存分に天上の楽園を満喫したあとは下山になります。
ピストンコースなので基本は同じ道を戻りますが、下山時のみ会津駒ヶ岳山頂の巻き道を通りましたので、そちらの道も簡単に紹介しておきます。
巻き道は眺望がありません。
また、ここの木道は恐ろしく滑りますので注意してください。
因みに、ここの木道にも味のある注意喚起の看板がありました。
さて、会津駒ヶ岳の山行はいかがだったでしょうか?
個人的な感想としては駒の小屋付近まで続く樹林帯の急登はきつかったですが、樹林帯を抜けたあとは見渡す限りの絶景が広がっていてとても感動しました。
また、今回の山行が7月だったため、高山植物が見頃を迎えていて、色とりどりの花が湿原に広がる緑の中にとても映えていました。
尾瀬は、様々な高山植物の見頃が5月上旬から9月下旬にかけてバトンタッチしていきます。
次は、また違う高山植物の見頃の時季に訪れてみたいと思います。
この記事を読んで頂き少しでも山登りや会津駒ヶ岳に興味を持っていただけたら嬉しい限りです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
会津駒ヶ岳のことでもっと知りたいことなどがあれば、是非お問い合わせ下さい!!
また、登山を始めたい方向けに「登山を始めたい人必見!!揃えるべき登山用品たった2選」の記事を書いていますので参考にして下さい。
↓↓↓
コメント